SCC賞審査会2022 レポート!
お待たせしましたっ!
6月4日(土)に行われた公開審査会のレポートをお送りします。
出品受付・審査会のセッティングのため、
運営委員は朝から集合し、準備をスタート。

久しぶりのリアル公開審査。運営委員にも一層気合が入ってます。

受付は混雑を避けるため、会場の外で。

ギャラリーの皆さま用の席も、ソーシャルディスタンスでご用意しました。

出品も順調に終え、会場は準備万端です。

キメ顔の長岡さん。
そして、13時から審査会がスタート!
今年の司会はおなじみ池端さん&長岡さん。

審査員紹介。
特別審査員1名をお迎えした全7名が審査員となります。
審査委員長 鈴木拓磨(スコピー)
審査員 荒水悠太(DEVIS)
審査員 岩崎浄美(かもめプランニング)
審査員 亀山 圭一(ズック)
審査員 西川 佳乃(文屋)
審査員 山崎 佑太(たき工房)
特別審査員 岩崎亜矢(サン・アド)
さっそくグラフィック部門、一次審査スタート。






一次審査を終えて、審査員からコメントをいただきました。一部ご紹介します。

審査委員長の鈴木さん
「疲れましたね。一時間ぶっ通しで言葉と向き合うのは。やっぱり楽しいですけどね!」

荒水悠太さん
「拓磨さんと同じく、僕もすごく汗を書きましたね。昨年のオンライン審査とまた違う疲労感がありました。」

岩崎浄美さん
「非常にWEBが多かったので、読むのに疲れたなという印象でした。いい疲労感です。コロナ禍ならではの作品が印象に残りましたね。」

亀山圭一さん
「小さすぎて読めないものが多くて、時間いっぱいまで見ちゃいました。特にWEBは見にくくて時間がかかっちゃいましたね。ポスターが少なく、WEBの出品が多いのは時代ですかね。」
公開審査ならではの緊張感や疲労を感じたというコメント、
今年の作品についてのコメントが印象的でした。

また、特別審査員、岩崎亜矢さんからは
「北海道の広告ってこんな感じなんだなと。肩の力が抜けたものも丁寧に書かれたものもあって。もっと真面目なものというか、いい意味でちゃんとしたものばかりというイメージを持っていたので、そのイメージがかなりガラッと変わりました。」と、コメントいただきました。

そして、昨年の審査員長・池端さんからも
「審査員が一文字一文字しっかり読んで審査してくれていたのがとても嬉しかったです。また、昨年上位に食い込んでいた作品の次のシリーズが出ているなど、継続して出している人もいていいなと。あとは旭川だとか十勝だとか、札幌以外の地方からも応募があるのもSCCらしいですよね。」
などなど、様々なコメントがありました。
続いてムービー部門の一次審査へ。

印象的だったコメントをいくつかご紹介します。
鈴木拓磨さん
「映像の中で言葉がどう使われているか。そこに注目しながら審査していました。」
荒水悠太さん
「これ広告の賞を選ぶとしたら違う評価になったんだろうな、という作品もありました。その中からコピーを見つめることを意識して審査していました。」
岩崎亜矢さん
「CMは面白い系、テンポ良い系が多いのに驚きました。あと北海道の風景ってずるいなと思いましたね。それが流れるだけで、商品がとっても美味しそうに見えるので。」
西川佳乃さん
「グラフィック部門でも言えることですが、デザイナーがどれだけコピーを理解しているかが表現を左右するな、と。デザイナーはコピーに、コピーライターはデザインに。互いに踏み込んで作っていかなければならないものだと改めて感じましたね。」
続いて、毎年注目度の高い「新人賞」の審査です。

今年は2名の受賞が決定しました。
まずひとり目は、イザ・鎌塚慎平さん!!

そしてふたり目は、電通東日本・佐野弥詩さん!!

受賞おめでとうございます!!
おふたりのますますの活躍を期待しております!!
そして、最終審査へ。
今年の最高賞、準最高賞を審査・協議します。



真剣に審査する審査員のみなさま。
運営委員、ギャラリーにも緊張が走ります。


協議の結果、最高賞1作品・準最高賞2作品が決定しました。
最高賞は「オバラメガネ オバラの補聴器 WEBサイト」
遠藤誠之さん(アルファシリウス)、高橋優太さん、諸橋謙介さん。

代表して遠藤さんからコメントをいただきました。おめでとうございます!!
準最高賞は「萌福祉サービス いくつだって、いいじゃないの。シリーズ」
こちらも遠藤さんの作品。遠藤さんW受賞おめでとうございます!!
そしてもう一人の準最高賞は
「よつ葉乳業 よつ葉乳業ブランドムービー『災害に負けなかったミルク』」
矢谷暁さん(東急エージェンシー)、阿部玲奈さん(東急エージェンシー)。

代表して阿部さんからコメントいただきました。おめでとうございます!!
そして、最後に審査員のみなさまから、今年の審査会について一言ずついただきました。
一部ご紹介いたします。
岩崎亜矢さん
「すごい楽しかったです!審査の中身もそうですが、審査のスタイルもよく見ていました。SCCはいい意味でデザインに惑わされないで、純粋にコピーだけを見ているように感じました。それってとっても素晴らしいなと思うと同時に、自分も惑わされないようにしなきゃなと。また、CM部門では自分が思う北海道像が大きく変わりました。真面目というイメージがあったのですが、実際はバラエティーに富んでいて、もし東京で流れていてもきっといいなと思ってたと思います。」
山崎佑太さん
「初めての審査で非常に疲れました。自分が選んだコピーを他の審査員もいいなと評価しているのを見て、安心したり良かったなと思ったり。また、今年の春に北海道を離れたのですが、やっぱり北海道っていいなと出品されている広告を通して改めて感じることができました。」
亀山圭一さん
「コピーライターと仕事をするとき、きちんとコミュニケーションがとれているか、ちゃんと二人三脚のように組めているか、そこを大切にしないといけないなと感じた審査会でした。」
西川佳乃さん
「賞をとった作品も素晴らしいのですが、量にも驚かされました。北海道にはこんなにもコピーやコピーライターがいるのかと。今回惜しくも受賞を逃した方も、作っていること自体が素晴らしいことだと誇りにもってほしいです。」
岩崎浄美さん
「例年に比べて、突出した言葉はなかったものの、人に寄り添う優しい言葉が浮かび上がってきた審査会だったんじゃないかなと思いました。」
荒水悠太さん
「審査会を行うことは、点数や順位を競うのも大切ですが、『あのコピーどうやって通したの?』『あれ良かったね』と会話できるのも良さもだと改めて感じました。特に今年はリアル公開審査。前回以上にたくさん話しあいながら審査会が進んだように思えましたね。」
鈴木拓磨さん
「改めてリアル審査会楽しいなと思いました。どれも素晴らしかったですし、その素晴らしさもいろいろでした。コピーライターの仕事のやりどころが多いということを実感しましたね。丁寧なコピー、theアドって感じの広告らしい広告。いいものが上位に上がって、とても嬉しく感じます。」

※記念撮影時のみマスクを外しています。
ギャラリーに参加されたみなさま、運営に携わったみなさま、
そして審査員のみなさま、
お疲れさまでした&ありがとうございました!!!
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